Ho Chi Minh City

歯に引っかかる野菜の話

先日、チキンライスを作った。添えたのは、青菜の和え物。 茹でて、ごま油と塩、すり胡麻を混ぜただけのもの。 この「だけ」の料理が、妙に印象に残るのです。 なぜなら、ひと口噛んで、いつも思う。——ああ、また歯に引っかかる。

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日本の青菜は、硬いものもあるけれど葉物は柔らかで、噛むとじわりと優しい滋味が広がる。 けれど、ベトナムの青菜は違うんです。 噛んで、噛んで、さらに噛まないといけない。 味はジュワジュワ出てくるんだけど、とにかく繊維が強い。 大げさに言えば、野菜の繊維の主張がすごい! のである。 市場に行けば、青菜だけでもいくつも種類がある。 ほうれん草のようなもの、春菊に似たもの、あぶら菜のようなもの。 名前はよく分からないけれど、背丈もたっぷりあって元気な青菜類。 どれもさっと茹でるだけでおいしい。 ただし、やさしくはない。 なぜだろう・・・ここは日差しが強いから? 紫外線も、日本とは比べものにならない強さだから? 調べてみると、植物は強い光を浴びるほど、身を守るために成分を増やすそう。 苦味や香り、つまり「味の濃さ」につながる。 さらに、暑さに耐えるために繊維を強くする。 だから、あの歯ごたえになるのか。 加えて、熱帯では植物の成長がとても速い。 短い時間で、強い光を浴び、土のミネラルをぐっと吸い上げる。 その分、栄養や風味も濃く出やすいのだという。 国連の食糧農業機関(FAO)や、国際野菜研究機関の報告でも、 東南アジアの野菜は、ミネラルや色素成分を多く含み、 味や香りがしっかりしたものが多いとされている。 もうひとつ、ベトナムでは、野生に近い野菜が普通に食卓にのぼるのが普通。 これって、草だよね、という葉っぱが色々並ぶ。 日本の野菜は、長い時間をかけて、 やわらかく、苦味を少なく食べやすく改良されてきたけれど、 ここにある野菜や葉っぱは違う。 苦味も、香りも、繊維も、そのまま残っている。 整えすぎない野生みがある。 だから食べるたびに「歯に引っかかる」というtのは 生き物としての存在感があるのかもしれない。 味の濃さはとにかく身体の喜びを感じる。 もう一口、もう一口と箸は伸びる、、、 でもやっぱり少し、歯に引っかかるな〜と躊躇の念もよぎるのです。 移住生活ランキング

#ベトナムの日常徒然#ベトナムで料理する

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